便秘の治療法としては、自分で便秘を解消するためにいろいろと試してみることもあります。
時にそれでは効果がないほどに便秘が重症化してしまったり、逆効果を与えてしまうことがあります。
そんな時には、病院の診察を受け、適切な解消方法を教わりましょう。
病院での治療
食生活・便秘スコアなどの問診、消化管の通過時間、便のPH、レントゲンなどの検査を参考に便秘の種類を含めた診断を行います。
腸内環境の改善から便秘解消を図るように、薬剤や栄養士による食生活指導等など、総合的に便通の改善を目指します。
便秘スコアの問診
便秘の治療には下剤を用いることが多いですが、便秘の種類によっては下剤が逆効果になることがあります。
そこで、便秘の治療を進めるためには、ます便秘のタイプを診断しなければいけません。
腸が知覚過敏になることで起こることが多く、便秘型、下痢型、便秘と下痢を繰り返す混合型がある場合、下剤を使うことは逆効果です。
症状によっては、腹部膨満感や腹痛、残便感があります。
このような場合は、下剤や浣腸の使用が進められます。
便のPH
腸内のPHを知る目安は便の色や固さです。
腸内のPHが低いほど便は黄色っぽく、PHが高いほど黒っぽくなります。
赤ちゃんの便は弱酸性なので黄色です。
健康な大人はPH5.5~6.0で、黄土色をしています。
下痢の原因となっている悪い腸内環境は一刻も早く改善しなければなりません。
病院では、適性に近いPHの値を出すために腸内環境を強化するサプリメントを処方します。